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だいすきなヒーロー

テレビでやってるだいすきなヒーローの番組ばんぐみ。ホントにあるはなしなの?

テレビの番組ばんぐみ大好だいすきなヒーロー。カッコよくて、つよくて、地球ちきゅう平和へいわをまもる正義せいぎのヒーロー。ホントにいるの?日本にほんのどこかに、いるのかな?

おおきなおにいちゃんたちは、「ヒーローなんて、テレビのなかだけのおはなしなんだぞ」っていうんだ。パパどうおもう?ホントにヒーローはいないの?
パパはびっくりしたかおをして、こうおしえてくれた。
「パパもちいさいころ、おおきなおにいちゃんたちに、ヒーローはいないっていわれて、かなしかったっけなぁ。でもな、ヒーローはね、いないけど、いるんだぞ。」 なんだ、それ?いるの?いないの? ぼくがこまっていると、パパはわらいながらこういった

むかしからいろんなヒーローがホントにいたんだ。有名ゆうめいなヒーローもいたし、名前なまえられていないようなヒーローも沢山たくさんいた。そういうヒーローが活躍かつやくしたはなしと、いろんなひとこころのなかにあるヒーローへのあつおもいがカタチになって、テレビにでてるヒーローがまれたんだ」
むかしのヒーローは変身へんしんとかしたの?ひとの気持きもちがテレビのヒーローになったってこと?
どういうこと?

変身へんしんはしなかったけど、変身へんしんしたらカッコいいなーとか、そんな気持きもちがあつまって、いまのテレビのヒーローが誕生たんじょうしたんだ。」
と、わらいながらおしえてくれた。そして
「ちょっとむずかしいかもしれないけどなかは、正義せいぎばっかりがてるわけじゃない。大人おとなになっても、道路どうろのお約束やくそくまもらないひともいる。ほしいものがあってズルいことしておかねもうけようとするひとだっている。でもな・・・だからこそ、大人おとなだってヒーローがいてほしいとおもうし、大人おとなになってもヒーローでいたいっておもうんだ」
ぼくは「正義せいぎてないなんてかなしいなぁ・・・」っておもいながらパパのはなしをきいた。

「でもな、子供こどもころ、ヒーローにあこがれた子供こどもたちは、大人おとなになってもこころのなかにヒーローがいるから、わるいことはしたくないっておもうんだ。そして、そういう大人おとなこころなかにいるヒーローが、ちいさなヒーローになって、そういう出来事できごとをあつめて、またあたらしいヒーローがうまれるんだよ」
なんだか、パパもうれしそう。なんか、ごまかされてるもするけど、パパがうれしそうにはなしてるから・・・ま、いいか

まちのなかにはね・・・」パパはいった。「あく秘密結社ひみつけっしゃくても、警察けいさつだって調しらべられないようなわる事件じけんはたくさんある。でも、変身へんしんしなくても、巨大きょだいロボットが合体がったいしなくても、必殺ひっさつビームがなくても、ちいさなあくとたたかうヒーローはたくさんいるんだ。パパだって、ヒーローになれるときがあるかもしれない!」
パパも、ヒーローに!すごいや!

「パパだけじゃないぞ、こどもたちだって、ヒーローからおしえてもらった、ヒーローたましいがあれば、わるいことはしないで、わるいことに『ダメだっ!!』っていえるつよ人間にんげんになれる。そうなったら、もうヒーローの仲間なかまだよ。変身へんしんしなくても、な。テレビは、そういうのを、わかりやすいおはなしでおしえてくれるだけ。ヒーローたましいは、いつの時代じだいもかわらないんだ。だから、かっこういいし、あこがれるし・・・。そうやって、みんなヒーローになれたら、平和へいわ社会しゃかいになるだろうなぁ」
パパはそういって、とおくのほうをみて、そして、ぼくあたまをなでてくれた。

おしまい